年の瀬のヨコハマをぶらぶらと散策。特にテーマもなくぶらぶらと。
撮影機材




ニコンZ7にNikon NIKKOR Z 24-70mm f4を装着。Zマウントの初号機+そのキットレンズという質素な組み合わせだが、その描写性能は高い。2018年発売で7年前の機種故にリーズナブルに手に入手できるのも嬉しい。
高画素機を安く入手したいなら検討する価値はあるだろう。
野毛町 都橋





野毛町・都橋。ここもしばしば足を運ぶ定点撮影スポットとなる。
貨物船が停止信号で停車していたので一枚撮影。4枚目のテレ端の写真だがさすがの解像度で割と文句のつけようのない絵が出てくる。当然ながらフリンジもない。






このポイントではユリカモメがよく現れる。東京都の鳥として有名だがここ横浜でも見かけることができる。人慣れしているので70mmでも寄って撮ることができる。
この鳥はなかなか面白く夏羽と冬羽で模様が異なる。これは冬羽のバージョンだが、夏羽は頭を中心に黒くなるため知らないと同じ鳥とは気付かない。F4で撮ってるが適度に背景はボケて輪郭が立体的に際立つので、うまくなったように錯覚してしまう笑


縦構図で2枚。かわいい(小並感)
関内駅周辺




駅前のCERTE関内(セルテ関内)。横浜センタービルを前身とする複合ビルで関内駅前を代表する商業施設でもある。ベイスターズファンにはゆかりの深い場所だろう。関内駅が旧駅舎時代は2階直通通路から直接行くこともできた。
関内駅前北口地区市街地再開発事業に伴い、本日2025年12月30日に閉館し、58年の歴史に幕を閉じることになる。

その閉館日当日はグランドフィナーレが行われいてかなり盛り上がっていた。
訪れた時間帯ではディスコミュージックが流れていて、Boys Town GangのCan’t Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)や、Earth, Wind & FireのSeptemberが流れていて、大いに盛り上がっていた。これは60代ドンピシャだろう。
建替後は地上21階のオフィスビルとなり、1階と2階は飲食店街になるそうだ。隣の横浜駅でもマルイシティ横浜が来年2月で閉館となる。そのマルイももとは関内にあった。栄枯盛衰である。
ちょっと残念な気もするがこれも時代の流れなのかな。収益性を考えるとホテルやオフィスビルにはなるのはわかるけど、ホテル=宿泊施設 オフィスビル=職場なので地域の人の交流やコミュニティ醸成の場所にはなりづらく、筆者はどちらかというと懐疑的な立場だったりする。

一抹の哀愁を感じながら鎌倉街道を望む。この風景はヨコハマらしくて好きだ。この風景は割と平成感があって好きな風景だ。平成敗残兵の筆者にはとても落ち着く。




末吉町⇒羽衣町⇒曙町と続くこの通りは横浜市の主要幹線のひとつで、副都心の上大岡まで続く。外から来た人が思い浮かべるヨコハマは横浜西口、みなとみらい、桜木町、関内界隈だが、地元の人が思い浮かべる横浜のイメージはむしろこちらかもしれない。
トワイライトの良い時間帯に見通しのいい直線と赤信号が映える。年の瀬ということで一層雰囲気が増して見える。

ラーメン二郎横浜関内店。このお店は大変人気のラーメン屋で大体行列ができている。汁なしの元祖であり、二郎ランキングでも上位に上がる人気店だ
ここ寄りたかったんだけどなー 残念ながらこの日は夜の部はお休みでやっていなかったようだ。残念!レポはまたの機会に。
伊勢佐木長者町


16号線から一本入った伊勢佐木長者町へ。クリスマスのLEDイルミネーションで一層華やかな雰囲気に。


ドンキホーテの入るニューオデオンビル。ここもかなり年季の入ったビルで1975年竣工。今でこそ通うことは少なくなったが、模型屋ラッキー(ラッキーサン・ラッキーMKIV)があった時代は足しげく通った思い出の場所だ。
その向かいにあるゲームセンターのMARSも音ゲー全盛期は良く通った。ちょっと歩くとピロピロ 50¥があり、ここも好きだった。
右側のブックオフ+は地下一階にメンズファッションコーナーがあり、繁華街ということもあってしばしば掘り出し物がある。ただし回転が速いので見かけたら即購入が基本。隣地のビルにはかつてユニクロとダイソーがあったが、取り壊されてそのままになっている。


不二家横浜センター店。このお店の歴史は古く実は銀座店よりも古参のお店である。でもなんか場所が変わったような……。なんか微妙にちいさくなってね?
実はこの店舗はエリスマン邸やKRCビルディングで知られる建築家のアントニン・レーモンド氏の設計した建物だったのだが老朽化で取り壊されている。この店舗は仮設店舗としての扱いになる。少し前はウィドフランス(パン屋)が入っていた場所だ。どうりで既視感があったわけだ。
その隣が建築跡地で、ここに新しいビルが建つとのこと。不二家のテンポもここに戻ってくるようだ。少しずつだが確実に町は新しくなっていく。
三國屋(さんごくや)

この界隈で一番人気のラーメン屋は上記のラーメン二郎横浜関内店になるが、並んでいたり休みだったりすることも多いため、足を運んだ際の行きつけのお店になる。
三国「家」ということで家系テイストになる。


今回足を運んだらこんなのがあった。その名も三郎というらしい笑。その名の通りヤサイと刻みニンニクが乗っており、チャーシューが3枚、麺もごわごわした食感のオーション麺になっている。中で1,050円するが大盛相当になっており、なかなか食べ応えがある。
食べた感じとしては、三國家のマイルドでクリーミーなスープとオーション麺の相性が良く美味しかった。チャーシューが3枚という点も嬉しい。筆者は二郎で食べるときはいつもヤサイマシなので、ほどほどの量で終わる点も初心者向きかなと思ったり。
一方で三國屋といえば海苔・ほうれん草・ウズラ(煮卵)なので、これがなくなるのは少々の寂しさもあって悩むところ。筆者はギョライセットかスペシャルラーメンが多いのだが、食べ慣れている分やっぱりこっちかなぁ。とはいえ美味しかった。
まとめ
今回は年の瀬のヨコハマ旧市街をぶら歩きで撮ってみた。しばらく訪れていなかったのだが、街の姿は少しずつ確実に変わっていて、昔を知る筆者としてはなんとも複雑な心境になった。

このまま三國屋で腹ごしらえも済ませヨルヨノ2025を見に行った。その様子については次回。



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